2023.02.27
いつも「きほんのうつわ」公式オンラインショップをご覧いただきありがとうございます。
2月27日(月)12:00よりリサイクル土を使用した「カップ」を販売開始いたしました。
2022年2月に先行予約を行い、1ヶ月で200個完売した「カップ」。
当初は高台のないシンプルなデザインでしたが、お客様からお声に応えて、重ねられるように改良しました。デザイン性やサイズはそのままに、より使いやすく、暮らしに馴染むうつわに仕上げています。
また、今回、ブランドの新たな取り組みとしてリサイクル土を利用した商品を開発いたしました。一般的なうつわは、鉱山から採取した土を使用して製作されていますが、原料となる土不足などの観点から昨今、リサイクル土が注目を集めています。新たに発売する「カップ」は原料の枯渇問題や環境問題にも向き合うべく、家庭から回収されたうつわを粉砕して土に混ぜたリサイクル土を使用しています。
ラインナップ
リサイクル土を使用した商品開発への思い
「きほんのうつわ」は、東濃のうつわの魅力をお届けしたいと立ち上がったブランドです。地域に根ざしたブランドであるからこそ、産地が抱える課題解決に取り組んでいきたいと考えています。
岐阜県内では、1992年時点では約60の鉱山が稼働していましたが、現在稼働しているのは5つの鉱山のみ。鉱山採掘における後継者不足や経営上の問題などで閉山が相次ぎ、うつわづくりに適した土が採れなくなりつつあります。多様な土が採れる点が東濃の強みですが、原料枯渇の問題により、使用する土の一部を他県に頼らざるをえない状況です。
東濃では、その解決策のひとつとして、陶磁器・焼き物の資源循環と環境負荷の少ないものづくりに取り組んでいます。
1997年には、陶磁器のリサイクルを目的とした「グリーンライフ21・プロジェクト(GL21)」が設立され、地域ぐるみで原料枯渇の問題に向き合ってきました。
今回の「カップ」に使用しているリサイクル土も、「GL21」の取り組みの一環で生まれたもの。このリサイクル土は、岐阜県をはじめ、各地から回収した不要なうつわを粉砕し、土に混ぜ込んでいます。
https://kihonutsuwa.com/blogs/topics
「カップ」の特長
「きほんのうつわ」の「カップ」は、飲みものにも、小鉢代わりにもなるマルチユースなカップです。お茶を入れれば湯呑みとして、蕎麦つゆを入れれば蕎麦猪口代わりにも。副菜やスイーツなども盛り付けやすいちょうどいいサイズ感で、和でも洋でもさまざまなシーンで活躍してくれます。
今回は、お客様の声にお応えして、底に高台をつけるデザインに改良しました。高台があることで、温かいものを盛り付けた時にも持ちやすく、食卓に置いた時にも安定します。さらに重ねられるため、コンパクトに収納が可能です。
「小皿」をカップソーサー代わりにして、組み合わせるのもおすすめ。どんな料理にも合うデザインなので、暮らしに合った使い方を見つけてみてください。
粉砕したうつわを20%含む「カップ」は、通常の「きほんのうつわ」と同様に、電子レンジ、オーブン(150℃まで)、食洗機対応可能な機能性を兼ね備えています。
「カップ」概要
商品名:カップ
カラー:生成、灰青
価格:各1,760円(税込)
サイズ:直径約8cm×高さ約5.5cm(高台高さ約0.3cm)×高台直径約7cm
材質:磁器
生産地:日本
耐熱温度:150℃
満水容量:約200ml
※電子レンジ、オーブン(150℃まで)、食洗機対応可
「きほんのうつわ」では、店舗での卸や飲食店とのうつわ制作、販売等も積極的に行っております。
ぜひ、お問い合わせページ よりお問い合わせください。